井戸の中です:アオイキサス

 

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 やがて聴こえなくなる

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女は幼い頃に耳にすると必ず涙がこぼれて
止まらなくなる歌を持っていた

何故そんなに悲しくなるのか?
自分でも分からなかった

母親が悪ふざけで歌ったりするのが本当に嫌だった
学校での合唱発表会の時に危うく自分のクラスで発表するのが
その歌に決まりかけた時は肝を冷やした

そういった場面で選ばれるのだから
その歌の歌詞は全く悲しいモノではない
多分メロディーラインが悲痛なのだと思い
ひょっとしたらメロディーで人を殺す事も出来るんじゃないか?
と幼心にも思った事があった

ある程度分別のつく年齢になった今
女はその歌詩を思い出せない
あれだけ涙を流させられたメロディーすら浮かんで来ない

浮かんで来るのは日々の仕事と雑念や別れた男の事
そして現実・・・

気付いたのは歌が無くなったのではなく
これまでの生活の中で一度は耳にしているであろうその歌よりも

悲しいモノを知った自分
頭で考えてしまう自分
涙をあまり流す事が無くなった自分だった
身体で感じるほうが本当は楽なのに・・・

女はこぼれてゆく砂塵のような日々を
かき集めたい衝動に駆られた
13:00 | 思考回路
comment(2)     trackback(0)
comments
羊いっぱいだ!
2010/07/20 18:04 | | edit posted by toromi
toromiさん>

この上はさぞかし眠りやすかろう
2010/07/21 03:45 | | edit posted by
comment posting














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